まずは、子供の今の状態を伝えることからはじめましょう。
自分のやるべきこと(勉強)をせずに、その時間をゲームに費やしている、けじめのない状態です。
ゲームをするのがダメなのではありません。
(東大生も、子供のころはゲームをしていた人がたくさんいます。ただし、「けじめをつけて」です。)
その上で、可能なら子供とルールを作ってください。
ただし、これまで子供は自由にゲームをしていましたよね。
子供が理由に納得しないと、ルール作りはできないこともあります。
ルール作りができたら、守らないなら使えなくなるよ、という話もします。
どちらも、親が冷静に、『子供を大事に思う気持ち』を持ちながら話しましょう。
また、子供も落ち着いているときをみはからって、話をしてください。
親が、怒った勢いのままキレて話をするのは逆効果。
「何言ってんの?」と子供も冷静でいられなくなり、伝わりません。
約束を守る、という点において親の本気を見せたケースがあります。
時間のルールを作り、守らなければコードを切る、と約束した親子がいました。
子供が時間を守らなかった結果、本当に親はコードをハサミで切ったのです。
親にとっても高価な機械ですから、子供は本当に切るとは思っておらず、驚きます。
その結果、子供は、約束を守る重要さがわかったというケースです。
話し合いや、ルール作りで解決ができればいいですよね。
では、子供が抵抗したり、ケンカになった場合はどうすればいいのでしょう。
相手は中学生の男子です。
腕力や体力は大人に近づいていますよね。
暴れだした場合は、危険なので一旦距離をとりましょう。
悲しいですが、家族内での暴力についてはここで書くまでもなく、世の中に存在します。
改めて、落ち着いたときに、言葉を重ねて伝えてみましょう。
反抗期の中学生男子の子供に母親の役目は?
反抗期の中学生男子は、暴言を吐いたり、まったく話さなかったりします。
そんなとき、母親はどう接するのがいいのでしょうか。
反抗期は、自立したい心と、自立しきれない心で揺らいでいる状態です。
子供も親との距離感をつかむことができていません。
ですから、イライラしているようであれば、母親も距離を置いてあげましょう。
また、それまでの盲目的に親は正しいと思っていた状態から、「親にも欠点や間違いがある」と気づく時期でもあります。
それに対する嫌悪感やがっかりする気持ちから、反抗につながります。
ですから、親も自分が間違っていたと思ったときは、きちんと間違いを認めましょう。
子供に対して、最初は難しいかもしれません。
でもそれが、子供を一人の人として認めることにつながります。
子供は自分の気持ちや意思を認めてもらえると、反抗の気持ちを持ちにくくなります。
この時期の子供は
という状態にいます。
「困ったら言ってきてね」というスタンスで見守るのがいいでしょう。
でも親も人間ですから、ついカッとなってしまうのも事実。
自分なりのクールダウン方法を見つけておいてくださいね。
自分の怒りを1分で鎮める最強の方法
反抗期の中学生男子の子供に父親の役目は?
反抗していても、父親には毅然としていてほしいという気持ちが子供にはあります。
細かいことを叱るのが主に母親、という家庭は多いでしょう。
その場合は、父親は同じことを言わないでください。
どちらからも責められると子はつらさを感じます。
両親がいるなら、父母で違う役割をしましょう。
どちらかが叱った後、
と残りの親がフォローするのが大事です。
また、母親をないがしろにしている子については、父親が叱りましょう。
そして、父親は母親を大事にしていることを子供に伝えてください。
身近な人たち、特に両親がお互いを大事にしている状態は、子供の心の安定につながります。
最後に
中学生男子が『親の言うことを聞かずにゲームばかり』になりやすい反抗期。
親の対応をまとめました。
- 頭ごなしに怒らない
- ダメな理由を冷静に話す
- 子供のことを大事に思っていると伝えるのが大事
- ルールを守るのは親子ともに
- 子供の気持ちを認めてあげる
- イライラしている子とは距離をおく
- 両親で違う役割をもつ
本来、リラックスしたい家庭で落ち着けないとなると、大人でもつらいですよね。
学校という社会を持つ、まだ大人になり切れない中学生ならなおのこと。
小児ではないので、親は少し距離を置いて、見守ってあげましょう。
なんでも甘やかして認めるのではなく、子供のためにルールはお互い守り、破った場合は毅然と対処することも必要です。
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