神奈川県三浦市で毎年女性のみで踊る地元の民俗芸能「チャッキラコ」が行われていて、2020年はどのような予定になっているのか気になります。
そもそもチャッキラコとはどんな行事でどのような歴史があるのか、どういった特徴があるのかも名前だけではよく分からないので確認しておきたいですよね。
今回は神奈川県三浦市で行われる民俗芸能「チャッキラコ」について、2020年の見どころはもちろん、どのような歴史がありどんな行事なのかをまとめています。
チャッキラコとはどんな行事なのか、何が見どころなのかが気になる方、歴史や衣装が気になる方にも分かりやすく紹介しているので、ぜひご確認ください!
チャッキラコ 2020!どんな行事?歴史は?
そもそもチャッキラコとは豊漁や豊作、商売繁盛などを祈願する民俗芸能で女性のみで踊られるという特徴があり、その歴史は遠く江戸時代まで遡ります。
少なくとも宝暦6年の年中行事のひとつとしてチャッキラコは記されているのでおよそ250年前には存在し、現在に伝わってきているという長い歴史があるんですね。
チャッキラコ概要
日程:1月15日(小正月)
時間:10時から11時(奉納)
住所:神奈川県三浦市三崎4-12-11
開催場所
- 海南神社
- 仲崎竜神様
- 花暮竜宮様
- 三浦港周辺
アクセス方法
京急久里浜線「三崎口駅」から京急バス「三崎港方面」に乗車、「三崎港バス停」で下車し徒歩およそ3分
チャッキラコの始まりは海南神社の祭神藤原資盈の奥方盈渡姫が庶民の娘に教えたという説と源頼朝が磯取りをしていた親子に舞を所望し、母子で歌い舞ったという説の2つがあります。
いずれにせよ始まりは厳密には不明となっている江戸時代の中頃から確認されている民俗芸能がチャッキラコであり、現在も年配の女性が唄い少女が踊るという仕組みは続いています。
現在は三浦の伝統文化のひとつとして「ちゃっきらこ保存会」が昭和39年に結成されて以降受け継がれていて、地元の方にとっても守っていきたい大切な行事なんですね。
チャッキラコでは華やかな衣装や唄はもちろん、三崎昭和館の建物や展示物を見たいと毎年多くの方が訪れて盛り上がっています!
チャッキラコの意味や衣装の特徴は?
「チャッキラコ」は聞き慣れない言葉でどういう意味か分からないと感じる方が多いかもしれませんが、チャッキラコでの曲目6つの一つが「ちゃっきらこ」であり、曲目の総称でもあります。
チャッキラコは年配の女性10人は黒色の着物に羽織姿、5歳から12歳までの少女20人は赤色の晴れ着という衣装姿で、楽器類などは伴わず唄と囃言葉、そして踊りだけというスタイルです。
少女たちは1本もしくは2本の扇を手に踊る、またちゃっきらこでは20cm程度の竹の両端に五色の紙を短冊に切って小さな鈴をつけた綾竹を持って踊ります。
2018年に数十年ぶりに衣装を新しく刷新することができたチャッキラコの衣装はとても大切に取り扱われていて、衣装を着れるチャンスはなかなかありません。
自分で着てみたくはあるかもしれませんがそれよりもチャッキラコを見学に行き、少女たちが赤い晴れ着を着て踊る姿を楽しむ方向でチャッキラコの歴史や踊りを満喫しましょう!
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