盆踊りの由来を簡単に説明!保育園・幼稚園児に由来を聞かれたら?

夏祭りの定番のひとつ「盆踊り」、こどもの頃から親しみ何も考えずに踊っていた方もいらっしゃるかもしれませんが、そもそも盆踊りの由来をご存知でしょうか。

自分が親や先生の立場になってこどもから「盆踊りって何でやるの?」など聞かれてから戸惑ったなんてこともあるかもしれず、しっかり盆踊りの由来を簡単に説明したいところですよね。

ここではこのように保育園や幼稚園児に「盆踊りってなに?」と聞かれても安心して説明できるよう、盆踊りの由来についてまとめています。

盆踊りの由来を簡単に説明するためにはやっぱり盆踊りについてしっかり把握しておくことが大切なので、ぜひ今のうちからチェックしておきましょう!

【盆踊りの由来を簡単に説明!保育園・幼稚園児にどう説明する?】

盆踊りの由来を保育園児・幼稚園児にも分かりやすく簡単に説明する場合は、簡潔に「お盆の最後にご先祖様を送り出す踊りなんだよ」と伝える方法をおすすめします。

近頃は夏祭りの時期もお盆(15日)からズレていることも多いですが、合わせてお盆とはご先祖様の霊を迎え、最後に送り出すという話をすると伝わりやすいですね。

こどもの場合は単純に「幽霊」と怖がってしまうこともあるので、ご先祖様の霊は怖いものではないこと、お盆はご先祖様の霊が帰ってくる大切な時期であることも話しておきましょう。

【簡単に説明するには「盆踊り」をもっとしっかり理解しておこう!】

こども向けの簡単な説明だけでは「盆踊りとは何か」をしっかり理解しきれませんので、改めて盆踊りについての基本を抑えておきましょう。

盆踊りとは決して「夏祭りの踊り」という楽しい遊びだけではなく、「お盆にお迎えした先祖の霊を慰め、送り出す」という儀式なんです。

古くは「霊鎮め」といい、盆踊りの歴史はなんと平安時代まで遡る、当時踊られていた「念仏踊り」が今に伝わってきたんですね。

「念仏踊り」とは

「念仏踊り」とは言葉通り「自分で念仏を唱え、踊る」という形で、これが少しずつ変化して念仏を唱える人・踊る人に分かれる「踊り念仏」になり、今も続く盆踊りとなりました。

もちろん霊鎮めだけではなく娯楽的な要素もあり、地域の結びつきを深める帰省した人々の再会の場となる男女の出会いがあるなんて意味もあります。

盆踊りの歌詞はよく聞くと色恋ものが多いことに気づくかも知れませんが、これらの理由は娯楽要素から発生したものなんですね。

盆踊りは日本全国、山間部や漁村、都会など幅広い地域でそれぞれの特色も交えつつ行われており、今でも夏祭りの行事として大切にされています。

ちなみに盆踊りの曲は様々なものがありますが、特に有名な、一番知られている盆踊りの曲は「炭坑節」で、「必ず一度は聞いたことがある」と言えるほどの曲です。

盆踊り 炭坑節(鈴木正夫)

盆踊り 炭坑節(鈴木正夫)

盆踊りの曲と言われればこれが真っ先に出てくることも多く(私もそうでした)、更に炭坑節は振り付けも簡単で短い曲ということもあり、こども向けの盆踊りとしても定番です。

【保育園や幼稚園児に人気の盆踊りの曲はコレ!踊り方の教え方は?】

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