子どもが泣きながら帰ってきた!
元気な顔で帰宅する子供を待っている私たち保護者は、そんな泣き顔を見たら、どんなことがあったのか心配になってしまいます。
学校では様々な家庭の子が共存しているので、色々なことが起こりうることは分かっていても、我が子はできるだけトラブルを起こしたり、巻き込まれたくないものです。
今回は、自分の子供が、子供同士のトラブルを起こしてしまった時に、保護者の私たちがどういう姿勢で謝ったら良いのかを紹介していきます。
- 子供同士のトラブルの時、最初にすることって何?
- 相手の子の保護者に電話をしよう!
- 訪問して謝罪する時は菓子折りを持参する!
- 者が実際に経験した子供のトラブル
子供同士のトラブルの時に、最初にすることって何?
まずは子供の話をよく聞く
一番最初に行うことは、まず子どもの話をしっかり聞くことです。
保護者の私たちは、子どものトラブルに関してとても敏感に感じてしまうため、頭ごなしに叱ってしまうことがあります。
でも、そうすると子どもは自分の犯してしまったトラブルを隠すようになり、嘘をつくようになります。
こうなると真実は裏に隠されてしまって、なかなか解決策が見出せなくなってきます。
子供を守ることができるのは、まず自分たち保護者です。
その時の状況は子供にしかわからないので、しっかりと細かく、冷静に話を聞くように努めましょう。
学校で遭ったことは担任に相談する
学校内でトラブルが起こった時は、子どもの話を聞いた後、担任の先生に相談します。
学校内のトラブルは、担任を通して学校長まで把握しなければならないシステムになっています。
クラスをまたいでトラブルが起きたときなどは、特に重要です。
学校で子供同士のヒヤリング行う
トラブルが起きた時に、周りに他のお友達がいたかを子供によく聞きましょう。
担任に相談をする時に、周りにいたお友達の名前を知らせると、担任の先生がヒヤリングを行ってくれます。
第三者である周りのお友達から見て、どのような状況であったかを確認し、できるだけ真実を知ることができるからです。
昨日お嬢様が学校でトラブルがあり、泣いて授業に戻れない、と途中で帰されて来た。
100%相手が悪いので、今日の学校の様子によっては相手の保護者に連絡しようと思ったが、謝罪されたそう。
今の学校は、子供同士のトラブルへの先生の対応が公正できちんとしているので、長引かず助かっている。— Reiko Emura (@reikomponistin) December 19, 2019
相手の子の保護者に電話をしよう!
学校の先生に連絡先を聞く
最近は、個人情報保護の問題で、子供同士の連絡網が配布されなくなってきました。
担任の先生に相談する際に、相手の連絡先を聞き、自分で謝罪をしたい旨を伝えましょう。
まず、担任の先生が相手に電話で事情を説明してくれるでしょう。
その後に、先生と再度連絡を取って、相手の状況を把握してから、電話で連絡をしてください。
相手が怒りの感情を持っている場合などもあるため、必ず先生に相手の様子を伺うようにしましょう。
トラブルを把握し謝罪する
相手のお子さんと親御さんには、トラブルがどのようなことだったかをきちんと把握していることを伝えましょう。
挨拶例などは使用せずに、心の声でお伝えします。
訪問して謝罪したいことを伝えてみよう
電話をした時に、きちんと訪問して謝罪をしたいことを伝えましょう。
電話での謝罪で十分とお断りされるかもしれませんが、直接謝罪をしたいという誠意を伝えることで、相手の気持ちにゆとりができます。
このように、相手の都合を聞いてみましょう。
ここで、「電話で十分ですよ」と言われたら、再度
とお伝えして、電話を切りましょう。
訪問して謝罪する時は菓子折りを持参する!
子供だけ?保護者だけ?一緒に行く?
子供の犯したトラブルは、保護者の責任でもあります。
訪問して謝罪する時は、必ず子供と保護者とペアで伺いましょう。
子供だけ行かせる、保護者だけ行く、ということが無いようにしてください。
子供を連れて行くことで、親が謝罪している姿をしっかりみてもらうようにします。
子供は、親が謝っている姿を見て、事の重大さを理解するからです。
菓子折りの相場は?
謝罪に行く際には、1,000円程度のお菓子折りがあると好意が伝わります。
コンビニやスーパーで購入するのではなく、できればデパートの菓子が良いですね。
これからどう指導するかを伝える
今回子供が犯したトラブルに対して、今後どのような指導をして行くかを伝えます。
どういう反省をさせるのかを具体的にお話しすると、「きちんと教えるんだな。ちゃんと分からせるように説明するんだな。」と納得してもらえるでしょう。
筆者が実際に経験した子供のトラブル
【その① 】傘の骨を折られたの巻
小学4年生の時、娘に好意を持ってくれている男の子に、下校中に傘を壊されました。気を引くつもりだったようですが、興奮しすぎてしまったのです。祖母からのプレゼントだったので、とても大切にしていた傘でした。
その男の子は、ご両親にそのことを話すことはなかったのですが、それ以前にも嫌がらせを受けていたので、保護者の私から担任の先生に連絡をすることとなりました。
相手は先生と面接をした日、電話で謝罪を受けましたが、訪問はお断りしました。
その後はしばらく下校時間をずらしてもらったり対応をしてくれました。
後日学校でお会いした時も、相手の親御さんが丁寧に謝罪してくれました。
【その② 】傘の枝を折られたの巻
小学6年生の時、娘の傘をとても気に入っていたお友達が、「家に着くまで傘を交換しよう?」と言いました。その子が傘をトントンついて歩いていたところ、石につまずき、傘の枝が完全に折れてしまいました。
娘は撃沈。
その次の日に、その女の子が5,000円くらいの菓子折りを持って自宅にやってきました。
親の私は、そんな高価な物をいただくことに抵抗があり、「お菓子折りをいただきありがとうございました」と電話で連絡をすると、「いいえ。娘に聞きましたよ。あはは。」と一言。親御さんの謝罪の言葉は一切なく、気にしていない様子でした。
それ以上話をする気にもならず、娘も言葉にならず…。
【その③ 】腕をつねられたの巻
小学1年生の時、隣の座席の男の子に、2週間くらい腕をつねられていることがありました。つねられた原因は、前を向いていなかったから。まだ言葉で感情を伝えられない年齢だったので、手が出てしまっていたようです。
しばらく同じ状況が続いたので、担任の先生に相談すると、相手の親御さんからすぐに電話で連絡が入り、何度も何度も謝罪をしてもらいました。
直接謝罪に伺いたいと言ってもらえましたが、まだとても小さかったのでお断りしました。
次の日、担任の先生の計らいで、子供同士で話をし、男の子から謝ってもらうことで解決しました。
次に親御さんと顔を合わせた時は、深くお辞儀をして謝罪していただきました。
韓国ユンソナさん、息子のトラブルめぐり謝罪 児童に暴行か:子供のトラブルは世界どこにでもある。が、子供は親の背中を見て育つ。子供は、だから、親の鏡なのだ。
大人びた言い訳ばかりの子供は親の真似をしていると思って間違いない。— ヘンなオジサン (@BearJP1) June 21, 2017
しっかり子供と向き合ってる親御さんは子供がしでかしたこと=親の責任だと思っているから、たとえ親しい仲でも「申し訳ございませんでした」の言葉が自然と出るけど、所詮子供のやったことだからって捉えてる親御さんは大抵「あっ、すいません…」とか「きゃー!すいませ〜ん!」で済ませようとする。
— ささみ (@torisan_oishii) September 7, 2019
子供同士のトラブルの謝罪 まとめ
- 学校で遭ったことは先生を通して様子を伺う
- 相手先の連絡先を先生にもらう
- 相手に連絡し謝罪する
- 訪問して謝罪したいことを伝えてみる
- 訪問する時は菓子折りを用意し、子供と一緒に行く
子供同士のトラブルは、正直言って、子供がすること。
でも、それぞれの子供には、それぞれの家庭があって、トラブルに対しての指導の仕方も、考え方も全く違います。
無関心な親もいるし、過干渉な親もいます。
こう言った場合は、少し大げさなくらいの気持ちで、本気で謝る姿勢を見せましょう。
子供はその家庭の宝物ですから、他人に大切に扱われることを嫌と思う人はいません。
トラブルに遭遇したら、親子でまずよく話し合って、学校の担任の先生と連携しながら上手に和解できるようにしてください。
その後も学校で顔を合わせる子供同士の関係も十分に考慮しましょう。
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