お子さんが小学校4年生の夏休みの課題で習字を出された経験がある方は多いのではないでしょうか。
もともと書道教室に通っているお子さんを持ちのお母さんは特に問題はないでしょう。でも、学校の授業だけでしか習字を習わないお子さんにとっては厄介な宿題かもしれません。
では、そうしたお子さんも安心して習字の課題をこなせる方法をお教えしましょう。是非参考にしてみて下さい。
課題の習字をこなす方法
書道教室など学校以外で習字を習ったことがないお子さんにとって夏休みの習字は厄介な物なのです。特にお手本がない状態で漠然と書くことはそうした子供には酷なことです。
Wordの文章作成ソフトを使って、特大の楷書体フォントで印刷する。
以前、うちの子供が小学校4年生の時に実際に作ってみたところ、お手本がわりに使い一人で練習して、課題を無事に提出できました。
教科書にお手本がある場合は利用しましょう。
それでも見本が見当たらない場合はネットで探せば簡単に見つかります。小学生のコンクールに出した作品がUPされたものもありますからお手本になりますよ。
また、あらかじめ決められたテーマであれば、先生に相談すればお手本をもらえることもあります。
自由課題として提出する場合
自由課題の場合、2文字程度が無難でしょう。1年生から4年生に習った漢字で、画数があまり多くない方が良いのです。
書道に慣れていないお子さんだと、画数が多い漢字を書くと”はね”や”はらい”のところで、半紙からはみ出したりしてバランスが悪くなるのです。また画数が多いとどうしても字が小さくなったり、上手く書けなくてイライラしたりするものです。
季語を使う
夏休みの課題なので、我が家の場合は、花火など夏の季語を使うと子供も楽しんで取り組んでやっていました。
子供のやる気をうまく引き出してあげるのです。
例えば夏休みの楽しい思い出などから2文字をイメージしてみてはどうでしょう。ついでに絵日記や作文などの宿題があれば一緒にできちゃいます。
楽しく課題をこなすもう一つの方法は、お子さんと一緒に習字をすることです
お母さんも何十年ぶりに筆を手にするのではないでしょうか。改めて書道の楽しさをお子さんと一緒に味わうことができます。
うちは子供より親の方が久しぶりの書道に感激してはまってしまい、その時以来年賀状は筆で書いていますよ。
書く時のコツ
例えば、「地」「城」などの「土」の部分を土辺と言いますが、この土辺の横線は太く右上がりに書きます。そして半紙の上の方から書きません。
全体のバランス、見栄えをよくするために、ぐっと下げて書きましょう。さらに重要な点は、どうしても横長になるため右端いっぱいまで書かないことです。
「地」「城」の場合、右端には最終画の長い右足の”はね”が入ります。この最終画の前の段階で右端いっぱいに書いてしまうと”はね”が十分に書けず、見た目にも残念な結果に終わってしまいます。
書道をやっていない子供は半紙を前に漢字のバランスの取り方がわからないのです。お母さんが気をつけて教えてあげて下さい。
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