小1の子供の癇癪に疲れた!発達障害?先輩ママの対処法は?いつまで続く?

  • 「気に入らないことがあると、癇癪を起こし手に負えなくなる」
  • 「他の子とくらべて、うちの子は育てにくいな・・・」
  • 「癇癪がひどくて、周りの目が気になる」

そんなふうに感じていませんか。

普段の生活で誰にも嫌な思いをさせずに、過ごしていきたい。そう思っているだけなのに、うちの子は小1になっても言うことを聞いてくれない。

この先の未来が不安になることもあるでしょう。子どもの成長は人それぞれであり、誰とも比べることはできません。

ただ、「うちもそうだったよ」と共感してくれる先輩ママや、同じ境遇に頭を悩ませているママがいてくれたら、それだけで心が晴れませんか?

いつまで続くかわからない、子どもの癇癪に悩んでいる人の声はたくさんあります。

今回は、わたしが過去に体験したことや、いわゆる育てにくい子を見た経験を書いていきます。そして癇癪を起こす子どもに、親としてどんなアプローチができるかをご紹介します。

最後まで読んでいくと、自分だけが悩んでいるのではないんだ、今度はこういう対応をしてみよう!と思えますよ。

小1の子どもの癇癪がひどい…

小1になり、集団生活に慣れれば、少しは落ち着くかなと期待したものの、癇癪はなかなか治らずがっかり…なんて感じているママは多いです。

わたしも、子どもの癇癪によるいくつかの苦い思い出を持っています。

子どもが癇癪を起こして泣いていると、「泣きたいのはこっちだよ…」と、辛い気持ちを誰にも共有できずに佇んでいました。

そんなエピソードを披露して、まずは皆さんと共感し合えればと思います!

公共の場で泣き叫ぶ

子育てあるあるでもメジャーなものですね。なにが気に食わなかったのか、わたしも電車の中でとつぜん娘に泣き叫ばれたことがあります。

もともと注目を浴びることが苦手なわたしは、その日も電車で迷惑がかからないように対策をとっていました。準備していた、むすめの好きなおやつ、小さな遊び道具、本などどれを渡しても泣くばかり。迷惑そうな周りの目に耐えられず、途中下車しました。

自分の思い通りにならないと激しく怒りだす

ブロックで遊んでいた子どもが、自分の思い描いたものができずにいたのか、急に怒り狂い出しました。ブロックを投げたり、大人に手を出したりして手がつけられない状況でした。叱るとなおのこと悪化するばかり…

自分のしたいことを優先する

公園の遊具で順番待ちしていた子どもを追い越して、自分が我先にと走り出しました。

友達に「じゅんばんだよー」と言われ、親に止められると、激しく泣き何を言っても聞く耳持ちませんでした。周りの大人は苦笑い、子どもたちは困った顔をして見られていることに、居たたまれない気持ちになりました。

支持をされたり否定されたりすると癇癪を起こす

「それはだめだよー」とお友達が言ってくれることがあります。また、親が「今はテレビを消そう」などということは日常ですよね。

自分が夢中になっていることを中断されると、激怒。ルールも大事、でも機嫌を損ねたくない。毎回葛藤するお母さんは多いのではないでしょうか。

外でのストレスを家で発散する

学校で気の強いお友達の言うとおりに付き合わされ、我慢したあげく、疲れて帰ってくることがあります。その持って帰ってきたストレスを、家族にぶつける。わがままを言いたい放題、注意すると物に当たるなどされては、親はうんざりしますね。

 

当てはまるものも多かったのではないでしょうか。なかにはもっと色んなエピソードを持っていらっしゃる方も多いはずです。

小1の子どもが癇癪をおこす原因は?親のしつけも関係ある?

手のかからなさそうなこどもが目について、「うちはしつけが悪かったのかな・・・」と、自分を攻めるような気持ちになることありますよね。

癇癪に限らず、子育て中のママは色んな場面で自分を攻めがちです。

  • 「わたしが人見知りだから、子どもも引っ込み思案になった」
  • 「わたしの料理が下手だから、子どもの好き嫌いが多い」

など、普段のママ友との会話でもよく聞かれます。

みんな子どもに対して、何かと罪悪感を持っているようですが、第三者が聞くと、「そんなことないのでは」と思うことも多いです。

だってみんな試行錯誤しながら、子育てに向き合っていますから!

わたし自身、料理上手な母に育てられましたが、子供のころは野菜全般が食べられませんでした。そう考えると、子どもたちも十人十色、しつけではなくその子の個性のような気がしてきませんか。

そもそも、なぜ子どもは癇癪を起こすのでしょうか。

癇癪を起こしやすいシチュエーションをみていると、

  • 「今、遊んだらダメだよ」
  • 「はやくご飯食べて」
  • 「静かにして」

など、指示されることや否定されることが嫌なようです。

または、自分が伝えたいことをうまく言語化出来ずに、相手に伝わらないことで癇癪を起こしている。ということが考えられます。

では、どういう伝え方をすると、癇癪を避けることができるのか、別の章で見ていきましょう。

小1の子どもの癇癪は発達障害?

「いや、うちは個性ではなく、発達障害だ」と障害を疑うお母さんもいるかもしれません。

確かに、否定できないことです。

なぜなら、気持ちのコントロールが難しかったり、こだわりが強かったりすること、また自分と他者の思いを調整することが苦手などは、自閉症、ADHD(多動性障害)などの発達障害を持っている子の特徴でもあるからです。

しかし低学年のうちは、専門医でさえ発達障害の判断が難しいと言われます。発達障害とそうでない子の中間、いわゆるグレーゾーンは広いです。

それなら、発達障害も一度、個性と考えてみるのも一つのあり方だと思います。

親は「ふつう」に近づいて「みんなと同じようになってほしい」という願いがあります。

「違い」をもつ発達障害やその傾向がある子どもの親は、「周りに合わせる」指導をしてしまいがちですが、それでは個性を潰してしまいます。

子どもが自立すること、他者と一緒に生きていくことを目標としつつも「その子に合わせる」視点を尊重して、あるがままの姿を認めてあげましょう。

もし、自分だけでは難しいと感じたら、専門家にみてもらうメリットもあります。

  • 適格なアドバイスをうけることができる
  • 診断をしてもらうことで、学校や地域での対応を促せる
  • 専門医に成長をみてもらうことができる

病院を探すときには、自分(親)に合う専門家を探すこと子どもに合った支援方法を見つけることを大切にしてくださいね。

参考文献:発達障害の子どもと親の心が軽くなる本 著者:東京女子大学教授 臨床心理士 前川あさみ

癇癪を起す子供は自分でどう思っている?心理状態は?

癇癪を起こしている子どもは自分でどう感じているのでしょうか。

結論からいうと、子ども自身も自分の気持ちをコントロールできずに、心の中はぐちゃぐちゃになっているはずです。ぐちゃぐちゃの気持ちのままに、怒っているのです。

ここで、私はまず「怒り」という感情についてフォーカスしたいと思いました。

そもそも癇癪とは、「激しく怒る」、「腹が立つ」という意味をもった漢字2文字から出来ています。癇癪持ちの子は何に怒っているのだろう、と掘り下げて考えました。

考えているうちに、思い出したことがあります。

過去にキャリアコンサルタントの講座を受講したときのことです。

多くの人の状況や感情を聞くプロである、キャリアカウンセラー講師のかたが「怒り」の受け止め方について話しをされていました。

そのときに教わったことを、子どもの癇癪で悩んでいる皆さんに共有したいと思います。

まず「怒り」という感情には、「寂しい」や「悲しい」がイコールで結び付いているということです。

  • 分かってくれなくて寂しい=怒り
  • 自分の言ったことを拒絶されて寂しい=怒り
  • 文句を言われて悲しい=怒り

寂しい、悲しい感情を素直に出せずに、怒りとして表現してしまうのです。

私たちは、人とのつながりの中で相手の怒りに接することがあります。そのときに、「この人はいま寂しい(悲しい)思いをしているのか」と受け止めることが、その人の怒りを鎮める近道です。

子どもの癇癪にも同じことが言えます。

  • 自分の伝えたいことをうまく言えないのが悲しい=癇癪
  • 自分のやりたいことを否定されて寂しい=癇癪

もしかしたら

  • 親を困らせてしまい悲しい=癇癪

もあるかもしれません。

大人でも怒りをあらわにしている人は大勢いますよね。寂しさをうまく伝えられずに、怒ることで自分を主張しているのかもしれません。

心も言語も未熟な子どもたちには、なおさら、なぜ自分が癇癪を起こしているのか、整理できていないように思います。

自制がきく子にするには、まずは普段から安心させてあげることが大切です。子どもに寂しい、悲しいと思わせない心がけを意識しましょう。

それでは、子どもの癇癪に対して、親としてどう対応していけば良いでしょうか。

次の章で詳しく解説していきます。

\先輩ママに聞いた/ 子供が癇癪を起こした時の親の対応は?

子どもが癇癪を起こしたとき、親の気持ちとしては、「またか・・・」とうんざりした気持ちになりますよね。

子どもが帰宅して寝るまでの間、ママたちは怒涛のような時間を過ごしていると思います。そこに、子どもの癇癪が加わることで、すっかり疲れ果ててしまいます。

同じような状況を経験した先輩ママはどうやり過ごして来たのでしょうか。

参考にしてみましょう!

先輩ママの声

  • 癇癪が始まったらスルーして、落ち着くまで見えないところへ行く
  • 癇癪が意味のないものだと思わせるために、イヤホンをして放っておく
  • まずは力づくでも落ち着くまで抱きしめる
  • 子どもの要求をすべて叶えてあげる

放っておく派と受け止める派がいるようです。

どちらにも言えることは、その子や周りの安全確保が何より大切です。そして、否定的な言葉は火に油ということです。

しかりたい気持ちをグッと我慢して、冷静さを保つのが得策です。

そして、前述でもあったように、「怒り」は「寂しい・悲しい」の合図です。寂しい・悲しい思いをさせないためには、子どもと意思疎通をしていることです。

よって、指示は明確にわかりやすくすることを心がけましょう。

「静かにしていてね」→「本を読んでいていいよ。」または、「静かにしていてほしいんだけど、どうすればいいかな。」と聞いてみる。

「手を洗って、座ってお菓子を食べていいよ」→一度に複数の支持をするのではなく、ひとつずつ伝えましょう。「まずは手を洗おうね」など。

ゲームをやめなさい→「ゲームは1時間だよ。やめる15分前にアラームが鳴るからね。」と予告をしておきましょう。

同じことを伝えていても、子どもが理解していないままだと、行動にうつせません。

「突然怒られた!」と子どもが悲しい思いをしないように、分かったことを確認しながら、「そうするには、どうしようか?」とできるだけ、子どもの意見を尊重しましょう。

参考文献:育てにくい子は、挑発して伸ばす 著者 東京大学先端科学技術研究センター教授 中邑賢龍 

小1の癇癪はいつまで続く?

いつまでこの子の癇癪に頭を悩ませるのだろうと気になりますね。本やSNSで調べてみても、その子によって違うようです。ただ、学年が上がるほど、感情のコントロールが上手になり、癇癪を起こすことが減るとされています。

楽しいことや夢中になれることが増え、癇癪を起こすきっかけも減るのかもしれません。なかには、癇癪がなかなか治らない子どももいるでしょうが、焦らずに毎日を過ごしていきましょう。

癇癪に疲れたら

子どもの癇癪の対応で、四面楚歌のような気分のお父さんお母さん、たくさんいらっしゃいます。

愛する我が子でも、憎らしく思うことも当然あります。

お互いが大切な存在というのは変わりないのに、その存在によって、苦しくなるのは健全なことではありませんよね。そんなときは、積極的にリフレッシュをしましょう。

おすすめの息抜きをご紹介します。

ひとりで映画を見る

ひとりで自分の時間を使う。映画館はひとり集中できる好都合の場所です。映画のストーリーに入り込み、日常を忘れることができます。

また、映画館にいくことで、普段よりおめかしして、好きなドリンクを飲みながら、だれにも邪魔されずに楽しんでください!

学生時代の友達に会いに行く

手がかかる子がいるから、と自分の友達に会いに行けていないのではないでしょうか?

たまには夫と交代で、学生時代の友達に会う約束をしてみましょう。独身時代の自分を知っている友達との会話は、ストレス発散にも繋がります。

帰宅後は、子守してくれた夫にも感謝して、次は夫に休日を作ってあげましょう。今の幸せに気づくこともできるかもしれません。

夫婦でランチに行く

子どもが学校に行っている間に、夫婦でゆっくりランチすることもおすすめです。家ではないところで話すのは、穏やかで豊かな気持ちになります。

子どものことについても、意外な思いを共有できることがあります。

東洋医学に触れてみる

普段、西洋医学にしか触れていないと、少し抵抗を感じるかたもいらっしゃると思います。ただ、東洋医学は漢方だけではなく、普段の養生の仕方、気持ちの持ちかたや季節にまでと幅広いです。

癇癪持ちの子に、漢方を飲ませているご家庭も多いですよ。

「疳の虫」という言葉は、東洋医学のもので、イライラや興奮をおさえる、漢方や食事へのアプローチを教えてもらえます。

まずは東洋医学の先生のtwitterをのぞいてみてください。どのかたも穏やかで、きっと親子ともども学べることがあると思います。

東洋医学の入り口として、わたしの好きな先生をご紹介しておきます。

櫻井大典先生 

リフレッシュしても疲れがとれず、だれかに相談したい・・・そんなときは、迷わず利用してください。

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まとめ

 

  1. 実際に見た・体験した子どもの癇癪エピソード
    • 公共の場で癇癪
    • 自分の思い通りにならずに癇癪
    • 他者より自分優先したくて癇癪
    • 支持や拒否されて癇癪
    • 外でのストレスを家で癇癪
  2. 子どもの癇癪は親のしつけではない。個性と捉えよう。
  3. 発達障害も個性。専門家にみてもらうメリットは
    • 適格なアドバイスを受けられる
    • 学校や地域への対応
    • 子どもの成長をみてもらえる
  4. 癇癪は「怒り」=「寂しい、悲しい」
  5. 癇癪への対応は、スルーとハグ。癇癪を起こす前に支持を明確にわかりやすくすることを心がけよう。
  6. 癇癪の期間は人それぞれ。焦らずに毎日を過ごそう。
  7. 親の気分転換も大事!おすすめリフレシュ方法
    • 映画館に行く
    • 学生時代の友人に会う
    • 夫婦でランチに行く
    • 東洋医学にふれる

子どもだけに限らず、誰一人して同じ人は存在しません。「癇癪」という少し困った特徴ではありますが、どの子にも、得手不得手があります。

「うちの子は人よりも感情豊かで、寂しがりやなんだな」と認めてあげてくださいね。

そして、親も大切な存在です。あなた自身を大事にすることを忘れないようにしましょう。

まずは、家事や仕事を1日お休みとって、自分の予定を組んでみてください。きっと明るい気持ちになれますよ。

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