子どもの成長には目を見張る瞬間があります。可愛い、幼い、愛くるしいというような表現がぴったりだった我が子のドキッとするような仕草や物言い。
急に今までとは違うステージに上がってしまったように感じる瞬間が、特に小学校1年生くらいの女の子にはよく見られます。
- 「最近、うちの子、言葉遣いが変わってきた?」
- 「前みたいに、学校での出来事やお友達の話をしてくれないのよね・・・。」
- 「登校前になると体の不調を訴えることがあるけど、これって大丈夫なの?」
まさか、うちの子に限ってね・・・と思いつつも問い詰めると、クラスメイトから意地悪されていて困っている、傷ついている我が子の現実を知り、目の前が真っ暗になってしまった。
こんなこと初めてだし、どう声掛けすればいい?
対処法がわからなくてアタフタするばかりの新米ママは、案外、多いものです。焦らなくても大丈夫ですよ!
我が子が意地悪をされるようになって困っているママへ「これなら安心!ふわっと優しく対応できる!意地悪への対処法」をご紹介します。
一年生になる女の子が意地悪をされるようになった!
クラスメイトから意地悪をされているらしいと知ってしまったママは、一体、どんな意地悪を?と不安ばかりが積もりますよね。
よくある意地悪の内容をあげてみましょう。
- 特定の子を仲間外れにする、無視する
- 悪口、陰口を言う
- 嘘をつく
- 人の持ち物を勝手に使う、乱暴に扱う
- 持ち物を隠す
小学校一年生とはいえ、女の子は心の成長が著しい時期です。
言葉を巧みに使いこなすことができるタイプの子も増えてきますので、言葉の意地悪で傷ついてしまう子も多いのが特徴です。
意地悪をする子供の心理や特長は?
それでは、意地悪する子はなぜ意地悪をするのでしょうか?
意地悪をする子にも、その子なりの気持ちの動きがあるはずです。意地悪をする子の心理状態を考えていきましょう。
自分と他の子を比べてしまう
他の子ができていて、自分にできないことへの不安が強いタイプの子。
人は誰しも得手不得手があります。そもそも小学校一年生くらいの学童期は、自分の得意なことをしっかり自覚している子のほうが少ないです。
他の子より自分が劣っている、自信がないと感じたときに、ついついできる子に意地悪をしてしまう場合があります。
自分が一番でありたい、特別でありたい
集団の中で自分のことを常に見ていてほしい、一番でいたいという想いが強いタイプの子。
クラスの中でもムードメーカー的な存在であることも多い。自分が人気者でいたい、自分が仕切りたいという気持ちから、人に指示をして何かをやってもらおうとしたり、自然とキツイ言い方になってしまいがち。
自分自身では意地悪のつもりでなくても、周りからは意地悪されたと思われてしまうことがあります。
また、このような想いが強い子の中には、「私のことをかまってほしい」、「私を見て!」という気持ちが含まれている場合もあります。
家庭でもあまり甘えることができない、妹や弟ばかり可愛がられている・・・、姉や兄ばかり褒められる・・・、どうせ私なんてダメなんだ・・・など、家庭環境のなかで感じている寂しさや劣等感から、自分が一番でありたい、特別でありたいという気持ちが増してくることもあります。
仲良しグループを作りたい
「派閥」というと、大人の社会のようですが・・・小学校1年生くらいから、特に女の子は「仲良しグループ」で行動したいという気持ちが出てきます。
好きなことが一緒、同じ習い事をしている、同じ通学団など、きっかけは些細なことかもしれませんが、何かの共通点でグループが出来上がることが多くなります。その中に少しタイプの違う子がいると、嫌だと感じて仲間外れにしようとする傾向があります。
意地悪をされてしまう子供の特長は?
逆に、意地悪をされてしまう子供の特長はどうなのでしょうか?なぜ意地悪をされてしまうのか?性格は?
自分に自信がない
自分に自信がなくて意見がはっきり言えないタイプの子。
嫌なことでも嫌と言えない、「やめて!」とはっきり言えない。意見を求められても上手く伝えることが苦手、もしくは人の意見に合わせてしまう傾向がある子。
意地悪する子は、何も言われないから大丈夫だと思ってしまいます。
そうなると意地悪しているという意識が全くなく、どんどんエスカレートしてしまうこともあります。
自己中心的
「わたしが、わたしが~!!」という自己アピールが強すぎるタイプの子。
自分の意見を言えないことでも意地悪に繋がる可能性がありますが、逆に主張しすぎてしまう子も意地悪の対象になる場合があります。
自分が一番でありたい、特別でありたい気持ちが強いタイプの子は、意地悪をしてしまう側、される側、場合によってはどちらにもなり得る可能性があります。
容姿や才能が目立つ
容姿が他の子より特徴的な子。
背が高い、低い、太い、細いなど身体的な特徴以外にも、見た目が華やか、可愛らしいから男の子にモテる等、嫉妬心から意地悪に繋がることも女の子の特徴です。
子供だけで解決させるべき?親のサポートはどこまで?
我が子が悩んでいる、悲しんでいる、困っている・・・そんな姿を知ったとき、親としてどのような対応をするのが正解なのでしょうか?
子供だけで解決をさせるべきなのでしょうか?
小学一年生という段階は、まだ「ヒト」として成長途中!
子どもの脳はまだまだ発達段階で、限界や抑制が効かない状態です。これは意地悪をしている子も、意地悪をされている子も同じ、どちらも発達段階の子どもなのです。
上手に親が介入しサポートしていくことがベスト!
まずは子どもの話をしっかり聴く
子どもは信頼している親にきちんと理解してもらえることで安心します。
自分の味方でいてくれる、いつでも話を聴いてくれる存在が身近にいるということがまずはすぐにできる最大のサポートになります。
安心できる場所の確保
家庭内でも、祖父母の家でも、学校以外で過ごしている習い事や地域施設でもどこでも大丈夫なので、我が子が安心して過ごせる空間を確保しましょう。
心穏やかに落ち着いていられる場所があることで安心できます。
同性だからこそ語り合える雰囲気作り
「女子トーク♪」なんて言葉もあるとおり、女性は誰かとお喋りすることで、気持ちの整理ができたり、ストレス発散することができますよね!
我が家でも、娘の様子が何か気になるな、元気がないな・・・という時などに、「ママと美味しいものでも食べに行こうか!」「次のお休みは一緒に出掛けようか!」などと、強制ではなく、やんわり誘いかけながら、お話をする時間を自然に設けるようにしています。
ここは、あくまでも気持ちに寄り添って聴くことに徹することがポイント!
小学校一年生の女の子は、まだまだ幼い子どもでありたい一面と、少し背伸びしてお姉さんになりたい一面、おませな一面も併せ持っています。
ママとおそろいの服でコーデを楽しみたい、おそろいの髪型にしたい、お化粧をしてみたいなど、大人びた面も男の子よりも早く出てくる子が多いです。
一人の女性として、1対1で語り合う時間、作ってみてはいかがでしょうか。子どもの成長を感じることができて、私はこんな親子時間を案外楽しみにしていますよ♪
相手の親にクレームをしたい!
我が子の言い分をしっかりと聴いた上で、相手の親御さんとも相談したほうがいい、意見を伝えたいという場合も出てきます。
そんな時に、どのように伝えるべきか?先生を交えたほうがいいのか?親同士で解決できる?
子どもも同伴すべき?正しい解決方法をご紹介します。
まずは学校の先生に相談
意地悪された事実が確認されたら、いきなり相手の親御さんにクレームを出すのではなく学校の先生に相談するのがスムーズです。
学校や担任の先生と連絡を取りながら、事実確認を進めた上で今後の対応方法を話し合うことが円滑に解決する近道となります。
その際は、可能であれば子ども同士も一緒に同席することが理想です。それぞれの言い分を責めるのではなく、しっかりと聴いて受け止めてあげることが大切。
くれぐれも感情的になりすぎないよう注意!
意地悪な子供とクラスを一緒にしてほしくない!
学校や相手の親御さんとも話し合いが整い、まずは一件落着・・・とはいっても、日にちが過ぎるとまた意地悪が再開するのでは?と心配になる方も多いはず。
名指しで同じクラスになりたくない子を先生に伝えるのはあり?なし?要望はかなえてくれる?どのように先生や校長に伝える?
クラス編成はケースバイケース
そもそも学年で1~2クラスしかない少人数の場合や、沢山の親御さんから要望をいただいた場合は全て聞き入れることは難しい等、当然ですがクラス編成に関する希望が通るか通らないかはケースバイケース。
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