小学校に入学して初めての夏休みがやってきます。
海にプールに花火、お盆の帰省や家族旅行など、お子さんに楽しい思い出や経験を沢山させてあげたいですよね!
ただ、夏休みといえば、親を悩ませる一番の種は、宿題ですよね!その中でも、読書感想文って小1ママさんが一番悩む宿題じゃないですか?
そもそもやっと文字を読めるようになってきた所なのに…読書感想文書ける?と私は思っていました!
読書感想文の書き方をお子さんも習ってないと思います。
私自身、読書感想文は最後の最後まで残る苦手な宿題でした。子ども任せだと最後に残ってしまいますので、サポートが必要ですよね。
どう手伝えば、子どもが読書感想文に取り掛かれるのかがわからない小1ママさんも多いと思います。そんな小1のお子さんを持つママさん、パパさん!
小1のお子さんが読書感想文を書くコツや本選びなど、読書感想文をお子さんが書ききれるようになるヒントを紹介していきたいと思います。
ささっと終わらせて、お子さんと楽しい夏の思い出を沢山作りましょう!
小学校1年生の夏休みの宿題といえば読書感想文!
読書感想文を書く目的
- 読書習慣を身につけること
- まとめる力をつけること
- 人に伝える力をつけること
などがあげられます。
また、小学1年生については
- 一学期に学習した文字の復習
- 文章を読むことに慣れさせる
なども目的に宿題としてだされます。
読書感想文を書くメリットは?
読書感想文を書くことで、【読む力】・【考える力】・【伝える力】【まとめる力】を伸ばすことができます。
なぜかというと、感想を文章にするには、本を読みこんで、自分がどう思ったか感じたかを考え、伝わるようにまとめて書くことが読書感想文だからです。
「低学年のころは読書感想文なんて意味ない」と思われる人も多いのですが、早いうちから読書感想文を書く経験を積み重ねていけば、自分の意見を言葉で表現する力がつきます。
また、本を読むことは、疑似体験の場にもなります。普段の生活では味わえない経験が本を通して積めます。
子どもの情緒の発達を促し、想像力を引き立ててくれるので、親としては、ぜひ子どもに沢山、本を読んでもらいたいですよね。
小学1年生らしい読書感想文を書くコツは?
小学1年生らしい読書感想文を書く最大のコツは、親の質問です!選んだ本を読んで、子どもが思ったことをいかに引き出せるかがポイントです。
どんな質問か例を紹介します。
- どうしてこの本をえらんだの?
- どのシーンが好きだった?面白かった?
- どうしてそのシーンが好きなの?
- どんな気持ちだと思う?
- あなただったらどうする?
- どうしてそうおもったの?
選んだ本を読んで子どもが思ったことを引き出せる質問をして、メモしましょう。そして、そのメモを頼りに構成にそって書いていきます。
構成としては3ステップで考えると簡単です。
1 どうしてこの本を選んだか
例
- 【わたしは、○○○○というほんをよみました。ひょうしのえがたのしそうだったからです。】
- 【ぼくは、サッカーがすきなので、このほんをえらびました。】
など、簡単な書き出しでOKです。
2 本の内容や読んで思ったこと
例
- 【わたしがよんだほんは、○○がぼうけんするおはなしです。】
- 【この○○のシーンで、わたしなら○○○○するとおもいます。】
- 【いちばんすきなシーンは、○○です。おもしろいからです。】
簡単に内容や自分の思ったことを書きます。
できるだけこのステップで子どもが本を読んで思ったことを引き出す問いかけをしてあげましょう。2のステップで沢山意見がでると、ボリュームのある読書感想文になります。
3 本を読んだ感想
例
- 【わたしものように○○○○したいです。】
- 【このほんをよんで○○したくなりました。】
小学校一年生の読書感想文ですから、素直な感想を書けばいいと思います。
各ステップで1~2文、文章を考えて、書くだけでも、原稿用紙1枚は埋まってくると思います。
一般的に小学一年生の読書感想文だと200文字~800文字だと言われています。原稿用紙1枚が400文字です。題名や名前もはいりますので、まず、原稿用紙一枚を目指して書いてみましょう。
小学1年生の夏休みの読書感想文だと、ほとんどがひらがなになると思いますが、習った漢字があれば、積極的に漢字を使うようにするといいですね。
親はどこまで手伝う?
最終的に読書感想文を原稿用紙に書くのは子どもです。
ただ、一年生の読書感想文は書き方も習っていないですし、親のサポートなしでは書ききれないと思います。子どもが積極的に読書感想文に取り組めるサポートをしていきましょう。
親ができるサポート
- 本選び
- 一緒に本を読むこと
- 質問をして本を読んだ子供の感想を引き出すこと
- その本の言いたいことを一緒に考えること
- 前章で書いた、3ステップの構成で文章にする声かけ
一緒に本を読む時に、登場人物になりきって抑揚をつけて読んだり、逆に抑揚をつけずに読んだりと色々な読み方をしてあげるのもおすすめです。お子さんの想像力が引き立てられます。
会話がある話なら、この登場人物によって、お子さんと読みあうのも楽しいですよ。小さいころから本を読む時間が楽しいと思えると、自然と読書習慣もついてきますよね。
本を読んで、子どもが感じた気持ち、感想を沢山引き出してあげてくださいね。
読書感想文の肝は本選び!おすすめの本5選!
実際にどんな本がいいのかな?と迷われる方に、おすすめの本を5選紹介します。
お子さんと選ぶ時の参考にしてみてくださいね!
おすすめ1 メガネをかけたら
この本は、女の子がメガネをかけないといけなくなり、メガネに対しての抵抗感や不安な気持ちを大人が心配りしていくという話です。それぞれの登場人物の気持ちを考えることができるので、感想文を書きやすくおすすめです。すごく優しい気持ちになれる本ですよ。
おすすめ2 ハキちゃんの「はっぴょうします」
この本は子どもの好奇心、探求心が面白く、小学生になって始まった発表について、子ども自身の感想や意見を引き出しやすいのでおすすめです。絵も明るくて面白いので子どもも話に入り込みやすいと思います。
虫など自然が好きな子どもにもおすすめですよ。
おすすめ3 ぼくのはなさいたけど
この本はお母さんのために育てた花が誰かによって摘まれてしまうお話です。お話の最後の親子のやり取りは、心温まる気持ちになります。ぜひ、親子で読みたい本です。
この本も自分はどう思うか、気持ちを考えることができるので、感想文を書きやすい本でおすすめです。
おすすめ4 けんかのきもち
この本は、喧嘩の多い子どもにもおすすめです。喧嘩してしまった時の複雑な気持ちが書かれていて、喧嘩のおおい子は共感し、自分を振り返る機会にもなります。一学期、環境の変化で喧嘩の多かったお子さんと一緒に読んでみると、今後の話もできますよね。
もちろん、喧嘩の経験があまりない子どもも、複雑な気持ち、人間関係を学べるのでおすすめです。
おすすめ5 そのときがくるくる
この本は、いつか食べられる「そのときがくる」という、好き嫌いに向き合わせてくれるお話です。食が細く、好き嫌いの多いお子さんにもおすすめです。主人公と自分の好き嫌いについて共感もできるし、一歩、好き嫌いへの挑戦する気持ちもわいてくる話です。
紹介させてもらった本は、どれもお子さんが登場人物の気持ちを想像しやすく、感想文を書きやすい本です。課題図書にも選ばれている本も含まれています。
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