子どもってボールが大好きですよね。お子さんのいるご家庭では、大きさ種類問わず、ボールは自宅に必ず一個はあると思います。ボールって色々な使い方、遊び方ができます。
1年生になると体育の授業でボールを使う運動も多くなります。ボールを使った運動が苦手にならないためにも、普段の遊びで取り入れていきたいですよね。
今回は1年生におすすめのボール遊びを紹介していきたいと思います。楽しく遊んで、能力アップ!参考にしてみてくださいね。
ボール遊びで培われる運動能力は?
私は子どもの頃から典型的な運動おんち、体育の授業は苦手。特にボールを使ったドッチボールなどの運動は苦痛でした。
私とは逆に、小1の息子は大得意!学童にお迎えにいくと、遊戯室でドッチボール。意気揚々と上級生を相手にボールを投げています。
小学生って運動が得意だとヒーローですよね!
そして、ボール遊びって遊び方も無限大、色々な能力も培われると思います。実際にどういう能力が培われるのか考えていきたいと思います。
- 基礎運動能力※
- 協調性
- コミュニケーション能力
- 瞬発力
- 判断力
- 空間認知能力
- 距離のとり方
- 反射神経の向上
- 体力・持久力の向上
などがあげられますよね。
もちろん、1人で遊ぶ場合、複数人で遊ぶ場合、遊び方によって培われる能力はそれぞれ違います。
日本こども運動協会のHP 基礎運動能力とは? | 日本こども運動協会 (kodomonoundo.com)によると、
基礎運動能力とは、自分の身体を思う通りに動かすことのできる能力のことです。
バランス能力・定位能力・リズム化能力・分化能力・反応能力・結合能力・変換能力をつけていくことで、体を思い通りに動かせるということです。
ボール遊びにはこれらの能力を向上させる動きがたくさん含まれていますよね!基礎運動能力の向上にも、もってこいの遊びの1つだと思います。
また、複数人でするボール遊びには、コミュニケーション能力や協調性も必要になります。
遊びの中で、色々な能力が向上していくので、親としては、積極的に取り入れていきたい遊びだと思います。
1年生におすすめのボール遊び5選 その1:キャッチボール
キャッチボールはボール遊びの中でも一番基礎となる遊びです。
正しい体の使い方でボールを投げる・受け取ることができるようになると、ボール遊びが楽しくなるのでおすすめです。
用意するもの
- ボール(お子さんの状況に合わせたボールでしましょう。)
投げたり受け取ったりが苦手なお子さんは、まずは、10インチくらいのポンポン跳ねるボールがおすすめです。
10インチというと直径20cmのボールで、お子さんの手でも持ちやすいからです。
硬くないボールを選ぶこともポイントです。当たっても痛くないからです。
球技が苦手な子の声としては、ボールが当たったら痛いから嫌という声が多いです。実際に運動オンチの私もそう思います。
息子とバレーボールでキャッチボールをした時は、速い球が飛んでくると、ボールから逃げてしまいました。
ボール遊びが得意なお子さんは、硬めのボールを使うのもいいと思います。小さいボールやドッチボール、バレーボールなど色々なボールでキャッチボールしてみてくださいね。
遊び方
遊び方はシンプルです。間をあけて、ボールを投げる。キャッチする。最初は近い所から始めて、慣れてきたらどんどん離れていくといいですよ。
複数でする時は、右回り・左回りに順番にもいいと思います。
ランダムに回すのもおすすめです。いつ飛んでくるかわからないというのも盛り上がるポイントだったりしますよね。名前を呼んでから投げるというルールにするのも楽しいと思います。
投げ方も上投げ、下投げ、両手投げ、ワンバウンドなど色々な投げ方があります。
お子さんの状況に応じて投げ方を工夫してみてくださいね。投げ方など参考にしてみて下さい。
参考動画
1年生におすすめのボール遊び5選 その2:ペットボトル的あて
こちらも的にボールを当てるというシンプルな遊びです。的になるペットボトルの大きさや重さを変えたり、アレンジもできるのでおすすめですよ。
用意するもの
- ボール
- ペットボトル(的になります)
- 砂(お子さんの力によって必要になります。)
遊び方
的になるペットボトルを投げる場所から離して置き、ペットボトルをめがけて投げる。
空だとすぐに倒されてしまうので、水や砂をいれる。500mlのペットボトルや2Lのペットボトルを使うなど、お子さんの状況によって変えてみて下さい。
中に入れる水や砂の量を変えると、難易度を低くしたり高くしたりできますよ!
水や砂で重くなると、どうやって投げたら倒せるのか?とお子さんも考えます。投げるだけでなく、力の入れ方の練習にもなりますよ。
色々な大きさや硬さのボールと的になるペットボトルを用意しておくと、遊び方に幅もでるので、長く飽きずに遊べますよね。
思考力、力加減、距離のとり方など、キャッチボールとはまた違った点での能力が培われます。
1年生におすすめのボール遊び5選 その3:タオルでボールなげ
この遊びは親子で室内でもできるのでおすすめです。球技が苦手なお子さんでも取り組みやすく、バランス感覚や力の加減も鍛えられますよ。
用意するもの
- タオル・バスタオル
- 風船
- ボール
遊び方
- 親子で向かい合い、タオルの短いほうの四隅をそれぞれが持ちます。
- タオルに風船をのせて、息をあわせて、上に風船が弾むようにタオルを上げます。
- 落ちてくる風船をタオルでキャッチして遊びます。
上手にできるようになったら、バスタオルとボールに変えて挑戦してみてくださいね。ボールも色々なサイズや硬さで遊べます。
詳しい遊び方は動画を参考にしてみてくださいね!
参考動画
球技が苦手なお子さんでも取り組みやすい遊びだと思います。風船やボールを上になげる感覚や受ける感覚もつかめやすくなると思います。
室内でもできますので、雨の日の遊びにもいいですね!
1年生におすすめのボール遊び5選 その4:走ってボールキャッチ
この遊びは、親子二人でできる遊びです。ボールを投げる、受け取るという基本動作の習得。連続して続けることによって、持久力もつくのでおすすめです。
用意するもの
- ボール(キャッチしやすいボールを選んでみてくださいね)
遊び方
- 2人で間をあけて立ちます。
- 相手にパスをしたら、相手の反対側に走って、ボールをキャッチします。
- ボールをもらった人は、後ろ向きで相手に投げるようにします。
これを繰り返していく遊びです。
慣れてきたら、パスをした相手の周りを一周回って、パスを受け取るようにしたり、一周半回って、バックパスを受け取るようにしたりとアレンジもできます。
お子さんの状況によって難易度をあげてみてくださいね。
詳しい遊び方は動画を参考にしてみてくださいね!
参考動画
投げる、パスを受けることの基本動作に加えて、持久力もつきます。公園でボールがあればできるボール遊びになります。
お父さんお母さんの運動不足解消にもいいかもしれませんね!
1年生におすすめのボール遊び5選 その5:ボール鬼ごっこ
この遊びは複数人必要になる遊びです。投げる・受けるの基本動作に加え、鬼にタッチされないための瞬発力や思考力・判断力も必要になります。
ボール遊びに慣れている子向けの遊びになりますが、大盛り上がり間違いなしの遊びです。
用意するもの
- ボール
遊び方
- 4人以上必要です。
- 鬼は3人の真ん中に立ちます。
- 3人が2メートルくらい離れて三角形になるように立ち、3人でパスを回していきます。
ルール
- 鬼はボールをもっている人だけをタッチできます。
- 鬼はパスをカットしてはいけません。
- 鬼以外の3人は同じ場所から動くことはできません。
- パスを出す人が受け取れるパスをだすこと。
(パスのミスがあった場合はミスした人が鬼を交代する)
味方同士、相手がとれるパスを出すことも必要です。
また、鬼はボールを持っている人に向かってきますので、即座にボールをパスする瞬発力、判断力も必要になります。
詳しい遊び方は動画を参考にしてみてくださいね!
参考動画
少し難易度の高い遊びになりますが、瞬発力、判断力、相手との距離の感覚などもつかめる遊びになります。サッカーの練習などでも取り入れることがあるようなので、球技好きのお子さんと遊んでみると喜ばれますよ!
球技が苦手な子供と得意な子供の差は?
球技って得意な子、苦手な子に分かれやすいですよね。私は苦手なので、得意な人が本当にうらやましいです。
得意な子と苦手な子の差を考えていきたいと思います。
大きな違いは体の使い方と恐怖心だと思います。
苦手な子は、ボールに当たるのが嫌だという子が多いです。それは痛いからです。
小学生になるとよくやる球技、ドッチボール。当たったら痛いから当たりたくないという気持ちからボールを避けがちになってしまって、上手くボールを受け取れない、投げられない体勢になってしまっているのかと思います。
得意な子は恐怖心もないので、正しくボールを受ける体の使い方をしています。
そして、積極的に投げて、受け取るので、どうやったら上手に投げれるかとか、どう受け取ればいいのかということを習得していきます。上達が早いと思います。
苦手な子はボールから逃げ腰でボールを受け取ろうとするので、上手く取れないんですよね。妙な所へ当たって痛い思いをすることで、ますます苦手意識がつきます。
そこを克服するためには、やはり、投げる、パスを受けることに慣れることだと思います。初めから硬いボールや小さいボールで始めると苦手意識が付きやすかったりします。
苦手な子には当たっても痛くないボールを選び、簡単なキャッチボールで、ボールを正しく投げる・パスを受ける練習からしていくといいですね。正しい体の使い方を習得すると、恐怖心もなくなっていきます。
これから高校を卒業するまでずっと、球技は体育の中で必ず登場します。しかも、学年があがるにつれて、種目も多くなります。
球技が苦手な身からすると、球技大会は一日どうやり過ごすか困りました。
苦手だからといって大きく損をすることはないと思いますが、低学年のうちに苦手意識だけ克服しておくと、いいかもしれませんね!
また、意外と大人になってからも得意の球技を生かせる場があります。
例
- 会社での懇親球技大会
- 地域の自治会で参加するバレーボールやソフトボール大会
- 幼稚園や学校のママさんバレー
- お子さんに球技を教える時
私は苦手なので、行事は避けていますが、得意な人からすると活躍できるチャンスです!
子どもからすると行事などの場で親が活躍すると嬉しいですよね。普段の親子の遊びの中でできると思うので、簡単なことから始めてみてはいかかがでしょうか?
苦手なお子さんは苦手意識の克服!得意なお子さんは、どんどん遊びに取り入れて、色々な能力アップです!
親子で一緒に取り組むことで、親子のコミュニケーションをとる場にもなるので一石二鳥ですよ。
まとめ
- 基礎運動能力やコミュニケーション能力など、様々な能力が培われる遊び。
- おすすめのボール遊びの紹介をしました。
- キャッチボール
- ペットボトルで的あて
- タオルでボール投げ
- 走ってボールキャッチ
- ボール鬼ごっこ
- 体の使い方と恐怖心が球技の得意・不得意を左右する。
ボール遊びって、遊び方も無限大ですし、体の上手な使い方ができるようになる遊びだなと思いました。
苦手だから、大きく損をするとかはないです。でも、私も得意だったら、また違った経験もできていたんだろうなと思います。
子どもの選択肢を増やすためにも、苦手意識の克服はおすすめです。お母さん、お父さんの協力があれば、低学年のうちは、そんなに難しいことではないと思います。
お子さんの可能性を増やすためにも、普段の遊びの中で、ぜひ取り入れてみてくださいね!
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